FTL (Faster than light) 船体評価（各機体の感想）後編

後編です

前編 →
FTL (Faster than light) 各機体の感想 前編 - ようかんのゲーム雑記

Mantis A

メドベイ破壊や武器の足止めができるSmallBombがあって、ないよりマシぐらいのレベルだがBasicLaserもあり、Mantis二人で最初から乗り込みができるが、センサーを初期搭載していないのが痛い、といった感じのボーディング船。（乗り込む前に敵クルーを把握して戦術を立てるのが重要なので）
全ての乗り込み船に共通しますが、ボーディング戦術は敵を選ぶ上に船員を失うと一気に辛くなるので、難しいし常に気を張る必要があります。
増援のタイミング・クルーの場所スイッチ・敵クルー引き付けなどなど細かいノウハウが勝率を上げます。

Mantis B

初期からシールドが二枚あって、DefenseDroneもあるので防御面は盤石。序盤のスクラップをクルー増員や武器に回せます。
ただし、船体がやや横長いのでDefenseDroneの打ち漏らしはよくあります。過信は禁物。
四人テレポできるので船員が揃うと鬼のように強いです。
初期武器がないので序盤のZoltanShield持ちには手も足も出ず、ボム・ミサイルでメドベイを破壊したりもできません。序盤のクルーが揃わないうちはBoardingDroneをケチらず使うのが良いです。残り一枠はハッキングかなと思います。

Mantis C

Engi, Lanius, Mantisのクルーはそれぞれ優秀ですが、乗り込むとなるとLaniusと一緒ではなんとも戦いづらいので、買ってでもクルーを増やしたいです。
武器が微妙でMantisBみたいに防御が優秀なわけでもないので序盤は被弾が多くて辛い。
ただしクルーが揃うと四人テレポはやっぱり強力だし、四人テレポ船のなかで唯一のクローンベイ持ちなのはポイント高いし、上述のLainusは無人機相手だと輝きます。ピーキーな感じの船。
MantisBのDefenseDroneは便利ですが、個人的にはクロークの方が載せたいのでシステム枠が自由なのは評価できます。

Rock A

Artemisは優秀ですが、下手すればセクター1が終わる頃にミサイルがカツカツになったりするので、早急に武器かテレポを買う必要があります。よほど序盤の武器引きが良くない限りはテレポを買わざるをえないので、この船はほとんどボーディング船だと思っています。
ボーディング船として見ると、体力の多いRockが三人いてArtemisが便利なので、まぁそんなに悪い船でもないかなと思います。
Rockは足が遅いのでイライラします。あとミサイルが外れるのはレーザーが外れるよりもイライラします。寛大な心が必要。

Rock B

ドアシステムなし・外部ドアなしというわけわからん船ですが、やってみると意外となんとかなるもんだなと思わせてくれます。
専用武器のHeavyPierceは序盤かなり強いです。終盤はほとんどHeavyLaser1の劣化になりますが、電力2でダメージ2かつ火災・亀裂チャンスなのでそれほど悪くもなく、最後まで持って行けます。
FireBombもRockでテレポするのに相性が良いです。ただしクールがやや長く、火災によるシステムダウンまで時間がかかり、何よりも外れると苦しいので、あくまでも補助的に使うのが良いと思います。

Rock C

ほんのりクリスタルっぽい船。
HeavyCrystal1はクリスタル武器の中では割と使える武器です。SwarmMissileも小回りが利いて便利。
クローンベイでRockクルーがいて、青選択肢が出やすい。
Crystalクルーが一人いるのでテレポを買っても良し。
レイアウトが優秀。他の船も見習ってほしい。

Slug A

初期武器のDualLaserとBreachBomb1が優秀。（Breach1は中盤以降は力不足なので売ることが多いですが）
Anti-BioBeamで敵をビーッと焼き切るのが気持ちいいので結構好きな船です。（Anti-BioBeamも割とすぐに売ってしまいますが）
後述のSlug船全てに共通しますが、Slugはドアシステムに対する意識が高くて感心します。
初期クルーはSlug二人だけですが、このゲームのSlugはHumanのほぼ完全上位互換なのであまり不満はないです。
Slug船でセンサーを買うのは、なんだかもったいないので自分はほぼ買いません。火災や亀裂の有無は酸素濃度でチェック。

Slug B

ボーディング船ですが、メドベイ・クローンベイが無く、Healingボムで回復してねという船です。
ただしボムは外れるものなので、とてもじゃないけどこれに頼っていられません。もう一つの武器がArtemisで、これまたミサイルを消費するので、諦めて回復ベイを買う必要があります。（一応、HealingボムとSlugRepairGelを売れば回復ベイをすぐに買えます）
ここまで聞くと微妙な感じですが、全然弱い船ではないです。Artemis持ちのボーディング船というだけで及第点な上に、ドアレベルが高い・星雲でも敵把握ができる・クルーが増える青選択肢を引きやすいなど乗り込み船として強い要素が多いです。武器スロットの制限がないのもグッド。

ReconstructiveTeleportを用意してテレポ・ハッキング・マイコン・クローク全部載せというのを実は一度もやったことがない。

Slug C

初期からハッキングとマイコンを備えた夢の船。
クロークだけ買えばシステムが完成するのは素晴らしい。
序盤はマイコンを駆使してクルー全滅を狙っていけます。
初期武器は微妙ですが、ハッキング＆マイコンのサポートは極めて強力なので武器を揃える猶予は長いです。
初期武器の頼りなさから、最終的な武器構成がプレイごとに大きく変わるので乗っていて楽しい。

あと、残りシステムはクロークが大安定だとは思いますが、クローンベイ・ハッキング・マイコン・テレポはシナジーが最高すぎるのでテレポを買うこともあります。

Stealth A

シールドなしですが、クロークがあってエンジンのレベルが高く、Long-rangeScanners (LRS) という神拡張機能を備えたステルス船。
初期武器のDualLaserとMiniBeamはどちらも極めて優秀で、シールドなしとは思えないほど序盤が安定します。（クールが短いので攻撃ドローン持ちの敵もなんとかなる）
LRSでサクサク稼げるし、TitaniumSystemCasingが高く売れるのですぐにシールドも買えます。

例えば残り一枠の武器がBurstLaser1（低レア）とかでも余裕でラスボス撃破できます。（もちろんハッキングは買います）
とにかくMiniBeamが優秀。よく発火します。

Stealth B

クロークで隠れてGlaiveBeamで敵船を一発でぶった切るというコンセプトの船ですが、個人的にはかなーりしんどい船です。
自分は序盤の引きがどれだけ悪くてもリスタートせずに船が沈むのを見届ける派です。（たまにこれは無理だなって状況から奇跡的に持ち直せると楽しいので）
そしてこの船は序盤のリセ要素が他と比べて圧倒的に高く、敵の攻撃ドローンだったりMiniBeamだったりが武器部屋にあたるとほとんど立て直しができません。
とにかくスクラップに余裕がなくて、LRSを持ってしてもカツカツです。（TitanumSystemCasingはこの船にこそ欲しかった）
クルーの武器スキルがLv.2になるまではクローク持ちの敵に二度目のクロークを許してしまうのが辛い。そしてGlaiveBeamはスキルが全然上がらないというジレンマ。RockセクターやSlugセクターは極力避けたい。
序盤に良い武器を引いたらGlaiveBeamを叩き売るという不届きなプレイをすることも多々。

Stealth C

シールドがなくて、しかもクロークもないというヤバイ船です。
ただ武器はStealthAと同様にかなり良いので、全然弱い船ではないです。クルーはRockとSlugがいて、クローンベイでLRSもあるので青選択肢は相当出やすい。
改良ShieldOverchargerは、これを売ればシールドが買える！って場面では売っちゃうことが多いです。（そしてそういう場面が多々ある）
Anti-CombatDroneは、イオン攻撃の間隔が遅くて頼りないですが、戦闘が始まった瞬間にすぐ起動すると割とマシになります。
シールドに加えてクロークも買うのは負担が大きいので、残りシステムはハッキング・マイコンにすることが多いです。Slugがいて使い勝手が良いです。

Crystal A

クリスタル武器二つとCrystal二人を備えた船。
クリスタル武器は序盤はシールド貫通が便利ですが、後半はクールの長さやDefenseDroneに落とされる特性から微妙な武器になります。
どちらかというとボーディング船を目指す方針で行くことが多いです。CrystalクルーのLockDown特性があまりにも強力なので。
RockAとかよりも序盤の猶予が圧倒的に長いのでじっくり選択ができます。
レイアウトは端から端までが遠くて微妙。

Crystal B

Crystal三人に四人テレポを備えたボーディング船。これだけで十分強力なのになんとクロークを初期搭載しています。（やりすぎ）
最序盤で無人機やゾルタン船に当たると成す術がありませんが、そんなに気になりません。Crystalは窒息ダメージ半減なので無人機の武器を壊して逃げるくらいはできます。
ボーディング船でありがちな武器枠の制限もなく、四つ武器を載せられるのも強い。

最後に

もちろん強い・弱いはありますが、どの船もうまく考えられていて、プレイすればするほど絶妙なバランスの素晴らしいゲームだと思います。
みんなもやろう。